南2局 0本場 西家 6巡目
持ち点39300点 2着目26000点
わしは切りを推すぞい。
手牌は両面2つ+カンチャン1つのピンフリャンシャンテンで肝心のドラは1枚ぽっかり浮いた形。
この形じゃったら、にまたはをくっつけてピンフドラ1の手になることを期待しつつ、カンが先に埋まってのピンフも逃さないために、とりあえず字牌のかを切っておこうと考えたい所じゃな。
じゃが、まず、自分の持ち点と巡目を確認してみておくれ。自分がトップ目で2着とは13300点離れておるの。巡目は6巡目で1~3巡後には周りからリーチがきてもおかしくなさそうじゃな。形も悪くないし当然あがりを目指したいのじゃが、点数もあるしあまり無理もしたくない状況じゃの。
そこで、あがりも見つつ、後々安全に立ち回るために今のうちにを切ってしまうのじゃ。ドラを切るのは惜しいと思うが、実は切ることで様々なメリットがあるのじゃぞ。では、を残した場合と、切った場合に分けてどうなるか詳しく説明をしていくぞい。
・残し
良い点としては初めに言ったとおり、かを引いて切りのピンフドラ1に移行できるとこじゃが、仮にすぐにを引いて次巡、次にときて最速でテンパイしても、その頃にはもう9巡目じゃの。実際はすぐにテンパイすることのほうが少なく、テンパイする巡目はもっと遅くなりそうじゃ。
となると、やはり先にリーチを受けてしまい手牌は数牌だらけ、ほとんど安全牌なしの状態で対応せざるをえない未来が予想されるぞい。これが20000点持ちの3着目で、少し打点が欲しいときにこの手組みにするのは普通じゃが、39300点持ちのトップ目であればあまりしたくない手組みに見えるのう。
・切り
を切った場合はドラもなく魅力のない手に見えてしまいそうじゃな。じゃが、リーチがきてもを打てば、一発を避けつつ手を崩さずに進められるぞい。リーチがなくても終盤のいずれかをツモってテンパイに向かう時にだと切りにくいが、だと切りやすいのも良い点じゃな。
後は、切った時にポンされるかもというのがあるかもしれんが、実は鳴かれても決して悪いことばかりではないぞい。
ドラポンされた場合は、鳴いた人と、周りの動向に注目するのじゃ。ドラポンに対抗する人がいればその人は要注意じゃな。赤を持っているか、役ありで高い手のテンパイかイーシャンテンの可能性が高いぞい。逆に、子どもが鳴いて親がオリてくれるなんてことがあれば局も進むし最高の展開じゃな。
残り局数と点差を考えると最悪なケースは高い手に放銃することじゃからそれを避けるための立ち回りじゃぞ。ドラを抱えるよりも鳴かせてしまって場況判断を簡単にするのも戦略のひとつじゃ。
どうしてもドラを切りたくない場合や、親の河を見てドラが切りづらい(例えば、19字牌を切ってタンヤオ進行に見える)場合は、切りもおすすめじゃ。
オリ気味に進めつつ、か、いずれかをツモってターツが全て両面になった時だけ攻めるのもバランスがいいぞい。
自分の手牌都合だけではなく、点棒と状況を見てドラを先に切り、わざと相手に鳴かせて他者の動向をうかがう、これもまた麻雀じゃ。
巧みなゲーム運びをMaru-Janで意識してみておくれ。
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